活躍が期待される女性社員へ、初の女性役員が伝えたいこと
皆さま、こんにちは。
広報担当の上沖です。
アイエスエフネットでは、女性の活躍推進(ポジティブアクション)を積極的に行っており、女性のキャリアアップ支援や管理職の次世代育成に取り組んでいます。
その一環として、12月9日に女性社員や内定者を対象としたセミナーを開催いたしました。セミナーでは、2017年4月に誕生したアイエスエフネット初の女性役員である許執行役員が仕事への向き合い方やキャリアアップについての講話を行いました。
▲セミナーには予定を大きく上回る女性の皆さまにご参加いただきました! お子さま連れでのご参加も!!
なぜ「女性」を対象としたセミナーを行うのか?
なぜ「女性」だけにスポットを当てて支援を行うのか?と疑問を持たれる方もいらっしゃると思います。
その理由として、アイエスエフネットではIT事業を展開しておりますが、ITは男性に人気職種ということもあり、女性社員の採用数を伸ばしていくことを使命としています。そのため、その中から管理職を目指される方の数も限られています。
また、新卒入社で5~6年ほど経験を積んで、次のステップを目指ざそうという時に、女性は結婚・出産・育児といったライフイベントとちょうど時期が重なり、さまざまなご家庭の事情によりキャリアを選択しなければならないという背景もあります。
アイエスエフネットでは、このライフイベントで女性のキャリアを断絶させることがあってはならないという代表の渡邉の強い想いがあり、これまでは多様な働き方を実現させる制度の拡充などを行ってまいりました。
更に、会社の想いを伝えることや女性のキャリア形成について意識の面を変えていこうという働きかけを行うために定期的に講習会やセミナーなどの交流を交え、取り組んでおります。
相手に求めるのではなく自分を変える!
セミナーの中では、許執行役員が役員になるまでの経緯やその過程で学んだことをお話いただきました。
その過程では、男性と同じように仕事をして結果を出しても女性が上に立つことで、韓国ではよからぬ噂や偏見を持たれることもあり、それが仕事にも影響したというつらい経験もされたそうです。しかし、それらにも屈せず、高い目標を常に持ち続けることで実績を出し、今の評価につながっているとお話いただきました。
また、セミナーでは下記のようなお話もしていただきました。
- さまざまな困難を乗り越える強さを持たなければ、自分自身が成長できない。そして、「私は仕事で結果を出している」「家庭も仕事も両立している」だから「評価してくれ!、認めてくれ!」ではなく常に相手の立場になって物事を考える姿勢を持たなくてはいけない。目の前に困難があった場合に、相手に自分の考えを押し付けて改善を求めたり、言い訳をするのではなく、どうすれば改善に向かうのか、まずは自分の考え方やスタンスを変えることが大事。
- 日本は韓国に比べ、保育園や学童保育の体制など非常に充実している。とても良い環境で働けている状況を当たり前と思うのではなく、誰かのサポートがあって自分が働けているという認識と感謝の気持ちをもっと持ってほしい。
- 女性が上に立つと、仕事以外の部分を見られたり、決して能力だけでは評価してもらえないことがある。場合によっては男性と同等な位置で張り合うのでなく、女性ならではの繊細な目線や、時として社員に対して母のような目線を持って、仕事に生かしていくことも大切。
キャリアアップや評価に男女の「壁」はない!
また、許執行役員のお話の中で一番印象的だったことは「皆さんは、男性社員の方と同じように入社するときに出世したい、管理職になりたい、経営者になりたいと思って入ってきていますか?」と問われたことです。
世間一般に女性に対してのセミナーや女性活躍推進などの取り組みは多くありますが、男性に対しての取り組みがクローズアップされる機会はあまりないように思います。そういったことを考えると、確かに入社時点で男性と同じように上を目指して、管理職や経営者になりたい!といったキャリアアップを意識している女性は少ないのかもしれません。
また、セミナーではアイエスエフネットグループ代表の渡邉から「今後、国の政策が変化する中、夫婦共働き世帯も増え、女性も経済的に自立しなくてはいけない時代になっていきます。その中で、女性がキャリアを断絶することがない働き方やキャリア形成をきちんと行える会社である必要があります。アイエスエフネットでは、許執行役員のように男女関係なくキャリアアップできる仕組みや支援する体制を今以上に整えていきます。」という話もありました。
▲短い時間ですが、セミナーでは代表からも女性へ向けてメッセージをいただきました
セミナーに参加された皆さまからの感想をご紹介させていただきます。
- 「女性だから」と自分から可能性を消すのではなく、考えを改めていくことが大切なのだと学べました。また、「社長、管理職を目指して働いて欲しい」との許執行役員のお言葉には気持ちが引き締まりました。受身の状態からどうやって能動的な状態に切り替えるかについても詳しく話をしていただき、とても勉強になりました。もう一度自分のことを考え直し、まず目標を定め、その目標を達成するように頑張り始めます。
- 女性としての潜在的な劣等感があることに気づき、意識の持ち変え方を考えさせられました。今まで、自分に自信があまりなく、管理職として働くというようなことはあまり考えていなかったので、こういったことも不可能ではないのだと新しい道を示していただき、心境にも変化が生じました。
- 女性自身が持つ「逆差別」のお話にはとても感銘を受けました。女性向けの働き方に関するセミナーは多数開催されているけれども、男性向けのセミナーはないというお話にはよくよく考えると「確かに」と思う部分がありました。女性支援と言いつつ、女性が働くということをいまだ特別視している風潮もあるのかなと感じました。今回のセミナーは女性の働き方改革ということで女性が対象になっていましたが、こういうセミナーにこそ男性が進んで参加し、女性が働くにあたって何に悩んでいるのかを知っておくべきではないかと思いました。
私もお話を伺い、今後のキャリアを考えるとてもよい機会になりました。
キャリアアップや出世など興味がないという女性の方も中にはいらっしゃると思います。
ただ、ご自身で線引きして決めるのではなく、このようなセミナーを機に、自分が何にやりがいを持って働き続けるのか?自分はどのように成長していきたいのか?経済的にも自立できるようになるにはどうしたらいいのか?など将来のドリームマップを描いてみるきっかけにするのもいいかもしれませんね。
また、アイエスエフネットの取り組みについてご紹介できればと思います。