勉強期間2週間でも取得可能?CompTIA認定資格取得者にインタビュー!

アイエスエフネットでは、2019年1月22日にCompTIA認定資格の導入をリリースしました。これは、クラウドエンジニアのニーズが高まる中、人材不足が業界の課題となっているITインフラ業界で、体系的、かつ段階的に関連知識を習得できるCompTIAを、これからのエンジニア育成のファーストステップとして活用していくためです。

そこで、今回は、CompTIA認定資格を取得している大阪支店所属のエンジニアの山田さんと松波さんに、CompTIAについて聞いてみました。

格取得のきっかけは?

入澤:松波さん、アイエスネットの入社後の研修では、まずはLPIC Level1を取得できるようなカリキュラムが組まれていると聞いていますが、LPICは取得されましたか?

松波さん:私は全く違う業界から転職してきて、ITインフラについては、あまり知識のない状態で入社しました。入社後の研修では、ITの本当の基礎的な研修の後、LPIC取得に向けたカリキュラムが始まり、同期で一緒に頑張って取得に向けて勉強し、もちろん、LPICはちゃんと取れました!

山田さん:私は、入社前に、CCNA、CCNP、LPIC Level1〜3、MCSAなど、ITインフラ関連の資格をいくつか取っていました。入社後は、前職の営業経験と資格取得で得た知識があったので、プリセールスのようなポジションで仕事をさせてもらいました。

入澤:IT系の資格はたくさんある中でCompTIA認定資格を次のターゲットにしたきっかけは何だったのですか?

松波さん:アイエスエフネットには、初級資格を年度内に2つ以上取ると、一定のスキルを持ったエンジニアとして評価され給与に反映される制度があります。研修でLPIC取得後の次はどの資格にしようか考えていました。

比較的取りやすいと言われる、ITILファンデーションは対象資格ではなく、MCP(マイクロソフト認定資格プログラム)は少し難易度が高くて悩んでいる時に、会社からCompTIAが資格手当の対象資格になり、スキルも待遇も上げることができる資格になったと案内がありました。詳しく調べてみたら、これはいけるんじゃないかと思い決めました。

山田さん:私は、契約案件に入る後輩エンジニアへ対し、事前学習の支援をしてくれないか?と支店長から依頼され、案件に必要となる学習のサポート業務をしていました。

案件では、エンジニアとして最低限基礎的なことは知っていなければなりません。そのため、ベンダーフリーで基礎的な部分を広くカバーしているCompTIAを科目として選びました。

当時からCompTIAは、会社の推奨資格として合格時には受験料を会社に負担してもらえる資格だったので、後輩にも勧めやすかったです。

きながら資格を取るためのモチベーション管理法

入澤:実際に配属された後となると、研修の時とは違って、資格取得は自分自身のモチベーションを維持するのが大変じゃなかったですか?

松波さん:研修中に同じチームだった同期のメンバーとも連絡を取っていて、CompTIA A+取得を一緒に頑張ろうと話していました。同期のメンバーと言っても、一人は沼津支店でもう一人は福岡支店の所属なので、直接は会ったことはないんですが、同期の絆と言っては大げさですが、お互いを刺激し合えるとても良い関係です。

山田さん:後輩の学習支援は自分自身の勉強にもなりましたし、サポートしている立場上、自身でも取得にチャレンジしました。まずはファーストステップとなるA+を取得し、その後、段階的にNetwork+、Security+、Server+、Cloud+と難易度もあがるにつれ、勉強時間もそれなりに必要になりましたが、無事に取得することができました。

▲CompTIAは体系的に幅広い分野を学べるところが魅力の一つ
【引用】https://www.comptia.jp/cert_about/certabout/

入澤:働きながらの学習は簡単じゃなかったと思いますが、勉強法を教えて下さい!

松波さん:参考書と問題集に一通り目を通して、分からないところを改めて参考書を調べていました。他には、インターネットで過去問題を解いて、できなかったところを重点的に振り返りました。勉強時間は週末に集中して勉強し、通勤中の電車の中でもやってました。参考書を購入してから約1週間後に1科目、約2週間後には2科目を受けて合格できたので、勉強期間は2週間でした。

山田さん:私は現在エンジニアとしての業務がメインですが、大阪支店で勉強会を開催し、今でも後輩の資格取得の支援を行っています。

これまで実施してきた勉強会ではLinuxを中心に、実際に現場で役に立つ内容を意識したものでした。2017年から社内で資格取得への支援や環境が改善されたこともあり、資格取得を目標にした勉強会を開催するようになりました。

CompTIAは比較的経験の浅い方でも取得しやすい内容ですし、勉強することで、幅広い知識を得ることができ、体系的に学べるようになっているので勉強会で積極的に学習するようになりました。

格取得の効果と今後の目標は?

入澤:実際に取得してみて、何か変わりましたか?

松波さん:異業種から転職してきてまだ知識の少ない私には、業務の基礎となる知識を身につけられて良かったと思います。もちろん現場では、経験は重要なんですが、経験を得るにはある程度の時間が必要です。知識は自分のやった分だけ自分のものになるので、これからももっと学んでいきたいと思います。

次は、CompTIA Network+、Security+を目指していこうかなと考えています。

山田さん:今年から勉強会を本格的に実施しようと思っています。実際に始めてみないと分かりませんが、エンジニア職のメンバーはお客さまの業務があります。負担にならないように、月1度のペースでスタートしてみようと思っています。

課題は、それぞれが設定した計画通りに勉強を進められるかだと思います。私たち管理職が、メンバーの進捗をフォローすることも重要な役割だと思っています。

入澤:皆さん、忙しい時もあると思うので、周りからサポートしてもらえると心強いかもしれませんね。

山田さん:まずは、支店内で勉強しやすい環境や仕組みを作って、将来的には、今回受講するメンバーが支援する立場になってくれることを願っています。そして、できるだけ多くのメンバーが支店の勉強会の運営に関わったり、参加するようになったら最高ですね。

松波さんは、将来のエンジニア像はまだ明確でないそうですが、今はとにかく経験を積み、積極的に学んでスキルを積み上げたいと話していたのが印象的でした。勤務地は離れていても同期という横のつながりで一緒に頑張る姿は、これから入社してくるエンジニアの刺激になるのではないでしょうか。

山田さんは、現場を知っているエンジニアだからこそ、スキルアップし続けることの大変さや大切さを理解しています。その経験と縦のつながりを生かしたスキルアップのサポートは、アイエスエフネットのレベルアップに貢献してくれるに違いありません。

【参考】2019年1月22日付けリリース
「マーケットのニーズに合わせたクラウドエンジニア育成のため、CompTIA認定資格を導入」

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