かなたいむ。の木本奏太さまとのトークライブ配信を開催！～LGBTQIAとコーダの視点から考えるダイバーシティ～

皆さん、こんにちは！広報担当です(^O^)

アイエスエフネットでは、人権週間にあわせて12月2日から12月6日の期間でダイバーイン（※1）weekを開催しました。
YouTubeチャンネル「かなたいむ。」にて活動されている木本奏太さまと当社社員がライブトークイベントを開催しましたので、その様子をご紹介！

（※1）ダイバーイン：ダイバーシティとインクルージョンを掛け合わせた当社の造語。

ダイバーインweekとは
ダイバーインweekは、アイエスエフネットの社内イベントです。
1949年に法務省と全国人権擁護委員連合会が定めた「人権週間」にあわせて、2022年より毎年開催しています！
期間中は、アイエスエフネットの全拠点および全グループ会社の従業員に向けて人権尊重に関するイベントやコンテンツの配信を行います。アイエスエフネットのダイバーイン雇用（※）委員会が中心となり、ダイバーイン雇用と人権尊重についてあらためて考える機会づくりや啓蒙活動に取り組みます。
今年は、「つながろう！誰もが誰かのALLY（アライ）になれる！」というテーマのもと、LGBTQIA・介護/障がい・多文化共生の3つの分野にわたるコンテンツを数多く配信しました。

（※2）ダイバーイン雇用：さまざまな理由で就労が難しい方に対して、安心して働ける環境を創造し提供する取り組みのことです。ダイバーインとは、ダイバーシティとインクルージョンを掛け合わせた造語で、あらゆる人に、多様な雇用で「働く喜び」や「生きがい」を感じてもらうことを目指しています。

木本奏太さまのご紹介

大阪芸術大学映像学科卒
YouTubeチャンネル「かなたいむ。」にて活動。
トランスジェンダー男性で25歳で性別適合手術をし、現在は戸籍上も男性として生活。
「映像を通して誰かの何かのきっかけに」と、SNSでLGBTQIAや耳の聞こえない両親との生活、ありのままの日常などを発信。

YouTubeチャンネル「かなたいむ。」はこちら：https://www.youtube.com/channel/UCTQZKCd-p5zTOW6Ff5sFssg

ライブトークイベントの様子

ライブトークイベントでは、木本さまと当社の社員3名の対話形式で行われました。
これまでの経験や、周囲の反応、企業や社会における制度や取り組みについてなど、「LGBTQIAとコーダ（※3）の視点から考えるダイバーシティ」というテーマでトークは進みました。

当事者である当社社員も参加し、カミングアウトした際の両親の反応や性別適合手術についてなど、耳にしたことはあっても実際はどのようなものなのかを理解する貴重なお話ばかりでした。

また、コーダとして生活してきた木本さまへ手話に関する質問もありました。
Q：日本語対応手話と日本手話がありますが、私は日本語対応手話で勉強し始めました。日本手話を覚える方が良いのでしょうか？
A：両方覚えておいた方が良いというのはありますが、まず覚えやすい方から勉強するのがいいと思います！ただ、どちらの方が良いというのではなく、自分がコミュニケーションを取りたい相手を考えたときにどちらの方が良いかを選ぶのが大事です。日本語対応手話も日本手話も相手のことを考えて使うのが良いと思います。

このほかにもさまざまな質問にお答えいただき、視聴していた社員からは「リアルな体験談を聞くことができ、勉強になった」「当事者の友人がいるので参考になった」といった感想が挙がりました。
ライブ配信中は、常時80名ほどの視聴者が参加し、チャットで感想や質問を送り合い、盛り上がりを見せました。

今回のライブ配信は、後日アイエスエフネットのYouTubeチャンネルにて配信を予定していますので、ぜひ楽しみにお待ちください(^O^)

（※3）コーダ：Children of Deaf Adultsの略で、耳が聞こえない、または聞こえにくい親のもとで育つ子どものことです。

最後に
今回、ダイバーインweekとして初の試みとなったライブ配信ですが、当事者のお話を聞くことができる機会はなかなかないため、とても貴重な時間になりました。知らない、わからないという言葉だけで片づけてしまうのではなく、理解しようという姿勢の重要性を感じました。

多くの皆さまが、あらためてLGBTQIAや障がいについてを考えるきっかけになったイベントとなりました。
今後もこのようなイベントを通じて、誰もが働きやすい環境づくりに取り組んでまいります。

木本奏太さま、ありがとうございました！