ニュースリリース

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プレスリリース

    アイエスエフネットのマイノリティ社員の話に学生が耳を傾ける
    名古屋学院大学とヒューマンライブラリを実施
    学生の取り組み成果、理解を
    アイエスエフネットのオフィシャルブログに掲載

    株式会社アイエスエフネット
    2024年4月26日

    株式会社アイエスエフネット(本社:東京都港区、代表取締役:渡邉幸義、以下 アイエスエフネット)はこのほど、2023年10月に名古屋学院大学 現代社会学部 榎澤ゼミとヒューマンライブラリ(※)を実施した成果をアイエスエフネットのオフィシャルブログ「アイエスエフネットの日々」に連載したことをお知らせいたします。

    (※)ヒューマンライブラリ:『人を本に見立てて読者に貸し出す図書館』という意味で、社会の中でマイノリティとされる方々を「生きた本」としてお話に耳を傾け、相互理解を深める取り組みです。

    アイエスエフネットが名古屋学院大学と行ったヒューマンライブラリは、アイエスエフネットが創業当初より行っている「ダイバーイン雇用」の取り組みの一つです。 「ダイバーイン雇用」とは、さまざまな事情で就労が難しい方に対しても「働きたい」という気持ちがあれば、誰もが安心して働くことができ、活躍できる環境づくりと雇用からなります。
    このアイエスエフネットの取り組みに共感した名古屋学院大学 榎澤准教授とon the Ground Project(※1)代表 市川さまの協力により、2023年6月より 榎澤ゼミの学生に向けてアイエスエフネットのDEI推進に関する取り組みを紹介する活動から開始しています。
    ヒューマンライブラリは2023年10月24日と26日に、アイエスエフネットの社員(シニア、LGBTQIA ゲイ/性的指向、HSP、DV被害者、ニート・フリーター経験者、LGBTQIA トランスジェンダー女性/性自認)に、名古屋学院大学の学生がインタビューを行っています。

    ◆アイエスエフネットのオフィシャルブログ「アイエスエフネットの日々」に掲載したヒューマンライブラリについて

    • イントロダクション
      2023年10月24日と26日にLGBTQIAやHSPなどの属性をもつアイエスエフネット社員に対し、榎澤ゼミ3・4年生(32名)がヒューマンライブラリ形式のオンライン・インタビューを実施しました。ここでは、その実施に至る経緯や当日の概要を紹介しています。
    • Part1:シニア社員へインタビュー
      ヒューマンライブラリPart.1のシニア社員のインタビューでは、一般的にイメージされるシニアとは真逆の活発的な社員登壇に、学生らは最初驚きを隠せませんでした。その後の交流を通じ、相互理解も進み、その過程にてアイエスエフネットのダイバーイン雇用方針も明らかになっていきました。シニア社員は若々しく、仕事に対する意欲が高く、アイエスエフネットの働きやすい環境を評価しています。
    • Part2:LGBTQIA (性的指向)社員へのインタビュー
      ヒューマンライブラリPart.2では、LGBTQIA社員へのインタビューが行われ、性的指向に関する社会の認識やカミングアウトの難しさを取り上げています。アイエスエフネットでは、多様性を尊重する制度や環境が整備され、社員のカミングアウトを支援しています。学生コメントでは、LGBTQIA社員の異性愛者中心の環境での違和感やカミングアウトの勇気などが述べられています。
    • Part3:HSP社員へのインタビュー
      ヒューマンライブラリPart.3では、HSP社員に関するインタビュー内容と、アイエスエフネットの取り組みが紹介されています。学生のコメントでは、HSPの理解や配慮の重要性が強調されています。
    • Part4:DV被害経験のある社員へのインタビュー
      ヒューマンライブラリPart.4では、DV被害経験者へのインタビュー内容、DVの定義や増加要因、心理学的影響を解説しています。アイエスエフネットの取り組みや登壇社員の経験を紹介しています。学生コメントでは、DV被害者の支援の重要性を強調し、未来への希望を訴えます。
    • Part.5:フリーター経験のある社員へのインタビュー
      ヒューマンライブラリPart.5では、学生たちがフリーターに対する思い込みに戸惑い、社員の話を通じて誤解が解ける様子がわかります。アイエスエフネットは未経験者に対するサポートを重視し、社員同士の関係性が良好であることを紹介しています。
    • Part.6:LGBTQIA(性自認)を属性とする社員へのインタビュー
      ヒューマンライブラリPart.6では、LGBTQIA(性自認)を属性とする社員にインタビューを行いました。アイエスエフネットの取り組みや社員の経験、学生のコメントから、多様性への理解と取り組みの重要性がわかり、特に、ジェンダーレストイレの利用やLGBT法についての考察があります。
    • さらにコンクルージョン記事の掲載を予定しています。
      掲載場所:https://www.isfnet.co.jp/isfnet_blog/

    ◆ヒューマンライブラリの実施概要

    今回のヒューマンライブラリではアイエスエフネットの社員に対して、学生がインタビューを行うという形式で実施しました。
    なお、ヒューマンライブラリに参加したアイエスエフネットの社員は以下の通りです。

    • シニア
    • LGBTQIA(ゲイ/性的指向)
    • HSP(※2)
    • DV被害
    • ニート・フリーター経験者
    • LGBTQIA(トランスジェンダー女性/性自認)

    ヒューマンライブラリの開催概要については以下の通りです。

    • 一日目 10月24日(火)午後7時から午後8時 対象者 シニア、LGBTQIA(性的指向)、HSP
    • 二日目 10月25日(水)午後6時半から午後8時 対象者 DV被害者、ニート・フリーター、LGBTQIA(性自認)

    3つの学生グループ(1グループ10~11名)がアイエスエフネットの社員がいる部屋をそれぞれ訪れ、1回あたり15~20分程度のインタビューを実施。二日間これを3回繰り返すことで、その日に登壇した社員と学生全員が相互に交流しました。

    ◆ヒューマンライブラリの取り組みを通じて

    アイエスエフネットおよび名古屋学院大学は、この取り組みが社会の多様性やマイノリティの方たちが抱えている悩みなどを知るきっかけになるだけでなく、マイノリティ当事者本人も自身の経験や考えを語ることによって新たな気づきやつながりを得る可能性を期待していました。その結果は期待通りのものになりました。
    さらに、アイエスエフネットは、これまでのダイバーシティ推進の取り組みの成果や今後の改善点を確かめました。 現代社会の多様性を学んできた学生は、今までの学びの成果を確認し、今後の社会活動に役立つと考えています。

    ◆アイエスエフネット 担当者の想い

    今日、社会にはいまだに偏見や誤解が存在し、マイノリティのコミュニティは笑いものにされたり、差別を受けたりすることがあります。
    アイエスエフネットは、多様性を尊重し、誰もが自分らしく働ける環境を提供することで、社会の理解と受容を深めています。今後も偏見に立ち向かい、私たちの努力が、より理解ある社会を築くための一歩となることを信じて、多様性の推進に努めてまいりたいと考えています。
    アイエスエフネットはITインフラエンジニアの理想郷を目指し、すべての方が安心して活躍できる環境づくりに取り組んでまいります。

    ◆名古屋学院大学 現代社会学部准教授 榎澤 幸広 氏の想い

    私は、より良いまちづくりや国づくりの前提条件は、そこに存在する一人ひとりの個性が大切にされることだと考え、人権教育を行ってきました。従って、アイエスエフネットの考えに共感すると同時に、連携して何かを行うことは、ゼミ生らにとってもその点に関する実践教育につながるとも考えました。このことをゼミ生全員に相談したところ、ぜひ行いたいという話になり、今回のヒューマンライブラリ実施につながっております。

    (※1)on the Ground Projectは「私たちがそこにいるのが当たり前。こんな社会をつくりたい」というビジョンのもと性的指向・性自認(LGBTQIA)を軸に誰もがいきいきと働ける職場づくりを目指して、DE&Iに関しての研修、講演、コンサルティング活動を行うプロジェクト(引用:https://www.ongroundproject.com/
    (※2)HSP(Highly Sensitive Person):生まれつき「非常に感受性が強く敏感な気質をもった人」という意味で、「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」と呼び頭文字をとって「HSP(エイチ・エス・ピー)」と呼ばれています。

    ◆関連リンク

    ◆株式会社アイエスエフネット概要

    社名:株式会社アイエスエフネット(ISF NET, Inc.)
    代表者:代表取締役 渡邉 幸義(アイエスエフネットグループ 代表)
    本社所在地:東京都港区赤坂7-1-16オーク赤坂ビル 3階
    設立:2000年1月12日
    資本金:100,000千円
    従業員数:2,520名(2024年4月1日時点)、グループ全体2,644名

    企業のITシステムに関する課題解決に向けて、幅広いソリューションで状況やニーズに応じたサービスを展開するITインフラ企業です。約2,000名のクラウド、サーバー、ネットワークセキュリティなどのITエンジニアが在籍し、日本全国15カ所の拠点に加え、中国、韓国、シンガポールにも拠点を展開(2023年12月1日時点)「人財育成会社」を企業ブランドとし、ITインフラエンジニアの育成に力を入れています。
    アイエスエフネットHP:https://www.isfnet.co.jp/isfnet/

    ◆名古屋学院大学について

    「敬神愛人」を建学の精神とする名古屋学院大学は1964年に開学。2024年に大学創立60周年を迎え、同年4月に経営学部データ経営学科を開設、9学部、大学院2研究科を擁するキリスト教主義の総合大学です。名古屋キャンパスを開設した2007年に名古屋市と連携協力に関する協定を締結し、さまざまな地域連携活動を推進してきました。2020年には熱田区役所と連携協力に関する包括連携協定を締結し、防災、生涯学習、福祉、まちづくりなど幅広い分野において相互に協力し、熱田の地域社会の発展に取り組んでいます。また、建学の精神に基づき、学生や教職員の個を尊重した環境をつくり、ダイバーシティ&インクルージョン推進に取り組んでいます。総合的な視点に立ち多方面から支援を行い、学生・教職員1人1人に必要な環境や支援内容を整えています。

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