ニュースリリース
News Releaseプレスリリース
- 在宅勤務のみの従業員は、「コミュニケーションの難しさ」が主な課題として挙げられました。リモートワークでは、情報共有の難しさや対面時と比べて意思疎通がスムーズにいかないといった問題が指摘されています。さらに、業務効率の面だけでなく、雑談や偶発的なコミュニケーションの減少が、チームワークや業務の円滑化に影響を及ぼしている可能性もあります。そのため、精神面でのサポートも重要な課題といえます。
- 出社勤務が多い従業員は、「休暇・休憩の取得がしにくい」「業務時間の管理が難しい」といった時間管理に関する課題が増加傾向にありました。
- 出社のみの従業員については、「健康・体調面の負担が大きい」との意見が多く、業務や通勤の負担が影響している可能性が示唆されました。
【2024年度版】 ITインフラエンジニアの
ワークライフバランスに関する意識調査を実施
アイエスエフネットグループ
2025年4月9日
株式会社アイエスエフネット(本社:東京都港区、代表取締役:渡邉幸義、以下アイエスエフネット)は、アイエスエフネットグループのITエンジニアを中心とする従業員2,677名を対象にワークライフバランスに関するアンケート調査を実施いたしました。
◆アイエスエフネットが目指す“健康経営”
アイエスエフネットでは、「健康の追及」のスローガンのもと、従業員一人ひとりが心身ともに健康でワクワクと楽しんで働ける環境整備に加え、多様な個性をもつすべての方に安心して働ける雇用を創出していくために、日々の健康づくりに取り組んでまいります。
その中でもワークライフバランスの向上は、従業員の心身の健康に深いつながりがあると考え、人事評価や社内制度の改善、キャリア支援の充実など、さまざまな取り組みを実施してきました。
例えば、育児休業・介護休業の導入、失効有給積立制度(※1)、ワークライフバランスに関する相談窓口の設置、短時間勤務・在宅勤務といった柔軟な働き方の整備などに取り組んでいます。
こうした取り組みが評価され、2018年に「プラチナくるみん」(※2)の認定を取得し、2023年にはその認定基準に合わせて、不妊治療のための休暇制度や理解促進の取り組みの基準を満たした企業として、「プラチナくるみんプラス」の認定を取得。さらに、2025年には、経済産業省の定める「健康経営優良法人2025(※3)」に認定いただきました。本認定をいただくのは4年連続になります。
本アンケートは、従業員の仕事と生活のバランスの実態や満足度を把握し、労働環境を評価することでさらなる改善を行うことを目的としています。
◆調査結果の概要
1. 現在のワークライフバランスへの満足度
仕事(ワーク)と生活(ライフ)のバランスについて、0~10の11段階で評価したところ(数値が小さいほど仕事の比重が大きく、数値が大きいほど生活の比重が大きい)、「5」(バランスが取れている)と回答した割合が最も多く37.1%、次いで「ワーク寄り」が35.9%という結果になりました。これにより、多くの従業員が一定のバランスを感じている一方で、仕事の比重が高いと感じている従業員も同程度存在していることが分かります。

さらに、この評価を踏まえ、現在のワークライフバランスに対する満足度を尋ねたところ、以下の結果となりました。

この結果から、生活の比重が高いと満足度も高い水準にあることが分かります。
ワークライフバランスに満足している従業員からは、「残業が少ない」「常駐のシフト制勤務でも、有給休暇を希望通り取得できている」といった意見が寄せられました。一方で、「やや不満」「不満」と回答した従業員からは、「退勤後や休日でも仕事のことを考えてしまう」「突発的な業務や障害対応が多く、プライベートの予定を立てにくい」といった声が上がりました。
当社では、ワーク寄りの従業員の負担軽減を目的として、業務効率化の推進や、より柔軟な働き方の導入に取り組んでまいります。
2. 業務形態への満足度とその課題
当社では、出社と在宅勤務のハイブリッド勤務をしている従業員が最も多く48.7%、次いで出社のみが36.8%、在宅のみが14.5%という割合でした。
それぞれの勤務形態における満足度について調査した結果は以下のとおりです。

また、業務形態ごとの主な課題についても調査を行いました。
当社では、勤務形態ごとの特性に応じた最適なサポートを提供することで、より働きやすい環境づくりを進めてまいります。また、柔軟な働き方の選択肢を増やし、従業員のニーズに応じた制度の充実を図っていきます。
3.管理職志向
管理職への意欲については、「就きたい」「どちらかといえば就きたい」と回答した従業員が約48.9%という結果になりました。管理職に対する関心は高いものの、ワークライフバランスとの両立や責任の重さを懸念する声も多く、柔軟なキャリアパスの整備が重要であることが分かりました。また、管理職業務のイメージがつきにくいという声もあり、今後は管理職業務に必要なスキルや具体的な業務内容について知る機会を増やすことで、従業員の挑戦意欲の向上を促進します。
本調査の結果をもとに、アイエスエフネットグループでは時代に合わせた制度改革を進め、従業員一人ひとりが安心して働ける環境づくりを継続していきます。
◆調査概要
調査方法:無記名方式
調査地域:アイエスエフネットグループ
調査期間:2024年9月9日(月)~10月11日(金)
調査対象:従業員2,677名
(※1)失効有給積立制度:
失効する有給休暇を年2日、最大20日まで積立保存し、育児や介護、疾病の際に利用できます。
(※2)プラチナくるみん
次世代育成支援対策推進法にもとづき、一般事業主行動計画を策定した企業のうち、計画に定めた目標を達成し、一定の基準を満たした企業は、申請を行うことによって「子育てサポート企業」として、厚生労働大臣の認定を得ることができます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html
(※3)健康経営優良法人
健康経営優良法人認定制度とは、特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を「見える化」することで、従業員や求職者、関係企業や金融機関などから社会的な評価を受けることができる環境を整備することを目的に、日本健康会議が認定する顕彰制度です。
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenkoukeiei_yuryouhouzin.html
◆関連リンク
◆アイエスエフネットグループ概要
アイエスエフネットグループは、グループ社員約2,500名が一体となり、「IT」と「障がい者支援事業」を柱に、国内および海外のITインフラなど多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスを提供しています。また、多様な方々がお互いを尊重し認め合い、それぞれを受け入れながらともに成長していくため、ダイバーシティ(多様性を認め)とインクルージョン(個々を活かす)を掛け合わせた「ダイバーイン雇用」にも取り組み雇用創出に尽力しています。
アイエスエフネットグループHP:https://www.isfnet.co.jp/

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